バスルームリフォームのポイント

浴室

  • 心豊かな生活に欠かせないリラックスタイムの舞台であるお風呂

          その日の疲れを癒し、心からくつろぐ事ができる場所です。

      入浴スタイルに合わせてわが家の理想、

                わが家にぴったりの浴室を選んでください。

■換気扇

浴室の換気扇には、以下の2タイプがあります。
・「プロペラファンで浴室の蒸気や湿った空気を外に直接排出するタイプ」
・「空気がダクトを通って出入りするシロッコタイプ」
最近は、浴室用暖房乾燥機に換気機能もついた、1台3役という機器もありますから、同じ浴室リフォームをするなら、それ1台で一挙解決というのもひとつの選択肢です。 また、浴室用換気扇には湿度に対するセンサーが付いているものもあります。

【センサータイプ設置のポイント】

設置位置によっては作動しにくい、過剰に作動すると、というような意見もありますので、 正確な作動を期待するなら、外気が直撃しない位置を選ぶ、あるいは浴槽に近づけすぎないなど、設置位置にはよく検討することが必要です。

■照明

「壁付きタイプ」か「天井付きタイプ」が主流で、1~2灯を取り付けるのが一般的です。

最近ではLEDを壁や天井にフラットにライン状に配置したシステムバスもあります。
洗い場側を中心に明るさを配分するので、壁付けの照明やダウンライトと比べ、浴室内の空間照度をしっかり確保できます。
天井面にフラットにおさまるので、浴室内がすっきりとした印象になります。

■壁

断熱性、清掃性が高い製品が人気です。木目調、石目調など柄、色彩ともに種類が豊富。素材が持つ汚れ・カビに対する強さはもちろん、 ふだんのお手入れのしやすさも素材選びの大きなポイントになります。また、からだを温める場所でもありますから、保温性も忘れないでおきたい不可欠な要素です。 素材では、樹脂系、タイル、木製、などがあります。

【樹脂系】

一体化成型のシステムバス(ユニットバス)では一般的な浴室素材となっています。手入れしやすく、 在来工法に用いてもリフォーム予算が抑えめですみます。 近年の商品は耐久性も高く、色合いのバリエーションも広がっています。

【タイル】

タイルは浴室の素材としては昔からよく用いられてきました。近年登場している大判タイプは目地の手入れも楽になっています。 リフォーム時には、腰板部分のみタイルといった仕様にされるご家庭も多いようです。

【木製】

木製は在来工法で和風の浴室・風呂にしたい方に好まれる素材。木の香りのいやし効果が魅力ですが、材質によって耐久性に差異があります。

■水栓

浴槽・シャワーが一体のタイプと、別々のタイプの2種があり、最近では特にシャワー水栓のアイテム数が充実してます。
使い勝手に直結するのは、やはり水栓の開閉方法。 これは、「カランを回すタイプ」から、握力の弱い高齢者やお子様でも扱いやすい「レバータイプ」、さらに簡単な「タッチタイプ」の3種類が基本型です。
シャワーヘッドについては、単に水(お湯)の出方が変わるだけでなく、マッサージ効果がある、マイナスイオンが発生するなど、 付加価値をうたった商品が多彩に登場しています。 最近は便利、安全といった機能がシャワーにもどんどん付加されています。

【おすすめ】

便利という面での代表はタイマー付きシャワー。水位を感知して止まるタイプよりも水位に融通が効くのがうれしいところです。 また、安全面での代表機能はサーモスタット付きシャワー。突然、熱湯が出て…という事故を防ぐことができます。

■浴槽

【FRP】

FRPは保温性・耐久性・耐衝撃性が高く、肌ざわりにもぬくもり感がある。カラーバリエーションも豊富で価格も手ごろで手入れも簡単ですが、汚れが目につきやすく、高温に弱いため空焚きには特に注意が必要です。

【人造大理石】

現在主流の人造大理石は商品バリエーションが多いため、サイズ・色合いの選択肢が多い。価格帯も広いため、予算に合わせての選択も可能です。 お手入れも簡単ですが、メーカー・商品によって品質に差異があるため、見極めが大事。ポリ系はアクリル系より耐久性・耐衝撃性で若干劣ります。

【その他】

その他ステンレスやホーローなどもあります。

■出入り口

折れ戸、ドア、引き戸などがあります。

【引き戸】

引き戸はドアの前後に空きスペースが不要なため、狭い浴室・脱衣所・脱衣スペースにも対応できます。 万が一、入浴中の方が倒れた場合、 その体がつかえて扉が開かないという心配がありません。

【開き戸/折れ戸】

開き戸と折れ戸は扉の部分のみの工事で設置できるため、リフォームに際しては工事が簡単です。

【ポイント】

開き戸は、脱衣所側に開く場合、ドアについた水滴などが脱衣所に落ちるため、その対策が必要となります。
折れ戸は、中折れ部分が故障しやすいという評価が多く、その点の注意が必要の様です。

■床

床材は技術の進歩で「水はけ」「乾きやすさ」「清掃性」が向上しました。
オーダーすれば床暖房ができる商品もおすすめです。
水だけでなく石鹸やシャンプーなど、「滑る」要素がいろいろの浴室。最近では滑り止めの加工や処理、また後付けできるシートやマットなど種類も豊富です。
手入れのしやすさや肌ざわりなどを考慮しつつ、最適の滑り止めスタイルを選んでください。

■天井

天井は「フラット」「ステップ」「ドーム」など種類が豊富。特に開放感のあるドーム天井が人気です。

■ミラー・収納

縦長だけでなく、ワイドミラーもおすすめ。ミラーパネル一体型など効率の良い収納と組合せると便利です。

■窓

一般的な引違い窓だけでなく、ルーバー窓や出窓も選べます。

浴室の断熱化で断熱窓を装備しているものも増えています。

■カウンター

小物を置くのに便利なカウンター。

洗面器置きが付いたものは、ラクな姿勢で洗えるのでお年寄りにもおすすめ。

■その他

高齢者の方が使う浴室リフォームでは、手すりはもちろん、脱衣所や浴室に暖房設備を設置することも合わせて検討したいものです。
さらに、万が一に備えての非常用ブザーなどセキュリティ設備の設置も、ぜひリフォーム計画の一環として検討してみてください。
その他、浴室でゆったりしたくつろぎを求める方には、バステレビなどもあります。

浴室リフォームの基礎知識

浴室リフォームの方法は、職人が現場で工事を行う「在来工法」と規制のパーツを組み立ててつくる「システムバス」、 および、「在来工法」と「システムバス」を組み合わせた「ハーフユニット」の3種類があります。

◆在来工法

■利点

在来工法は言ってみればオーダーメイドですので、浴室・風呂に充てるスペースがそのままであれば、隣接した部屋にほとんど影響を与えることなくリフォーム工事 を進めることができます。
浴室内壁に使う壁材もタイルやヒノキ材などをはじめ、さまざまな素材を選ぶことができますから、こだわりのお風呂づくりには最適です。
浴槽についても、据え置き型から置き型まで自在に選べ、浴槽位置の低い「落とし込み」式の浴室・風呂へリフォームしたい場合でも工事がスムーズです。

■注意点

年月を経た際の防水性が、システムバスに比べて劣る在来工法の浴室・風呂。2階、3階など階上に設ける浴室をこの在来工法で行うには慎重な判断が必要です。 特に浴室の階下が寝室など普通の居室であった場合、水漏れが起きた際の被害が大きくなるため厳重な防水対策が必要です。
また、防水加工を含む下地の工事と内装工事が必要な分、システムバスに比べて工期が長く、予算も高くなりがちです。
さらに、浴槽の搬入経路にも注意が必要です。搬入路が狭かったり浴槽が大きい場合は搬入に手間がかかったり、特殊な方法が必要だったりなど、 工期と予算がさらにかさむ可能性があるからです。

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◆システムバス(ユニットバス)

■利点

素材自体の防水性が高いうえ、一番防水性を要求される床と壁の角が一体成型されていますから、年月を経ても水漏れの心配はほとんどありません。 もともと集合住宅に採用されてきた浴室・風呂の工法ですから、階上階の浴室・風呂リフォームで使用してもまったく問題ありません。
リフォーム工事自体も簡単で、場合によっては、1日で工事が完了することもあります。そのため、工期はもちろん予算面でも、在来工法に比べて負担が少なくなります。
また、在来浴室からシステムバスにリフォームする場合は、床や壁の解体、給排水の接続、電気配線、システムバス本体の組立てといった工事の流れになります。
「工事では壁を壊さなければいけないの?」という質問を受けますが、ユニットバスは現場で組み立てるので大抵は壁を壊さなくても大丈夫です。 狭い通路でも間口が650mm、曲がり角が750mmあれば、玄関から搬入できます。ただ、在来浴室の場合、床下に水が浸入し土台や柱が腐食しているケースも多いので、 追加費用をみておいた方がよいでしょう。


■注意点

工場で規格に沿って製造されたパーツを組み合わせて一体化させるため、浴室・風呂用に充てられるスペースが変形していたり狭かったりすると、 選べるタイプが制限されてしまいます。最悪、スペースが極端に変形していた場合や狭すぎたりする場合には、隣接する部屋と合わせての大掛かりなリフォーム工事が 必要になる場合もあります。
なお、システムバスでも、オプション内装としてタイルや木材などの素材を張ることは可能です。但し、この場合は別途料金となりますから、 予算面もよく考え併せてください。
マンションの場合は、今の場所で浴室をリフォームするのは比較的簡単ですが、浴室を別の場所に移動する場合は大掛かりな工事になってしまいます。 また、場合によっては移動できないこともあります。移動できるか、できないかは床下の配管を動かせるかがポイントです。
管理組合の規定もあるので、事前に確認しておきましょう。いずれにしても、浴室の大きさや形状を考えながら、ショールームで確認して決めるようにしてください。

■一般的なサイズ


その他ユニットバスサイズ一覧

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◆ハーフユニット

■利点

ハーフユニットバスは浴槽と洗い場、及び壁の下部までがユニット化されているものを指します。 壁上部と天井は後付けとなりますから、その部分をオーダーメイドでつくることができます。
また、マンションの浴室・風呂リフォームや、一戸建てであっても浴室・風呂の天井高が低い場合なども、ハーフユニットバスなら問題ありません。 ドアも後付けとなりますから、浴槽の配置にも融通がききます。


■注意点

ハーフユニットはシステムバス(ユニットバス)に比べ、メーカーや商品にバリエーションが少なく、選択肢が限られています。
またユニットバスの場合、浴室下部に防水パン(水の受け皿)を使うことが一般的ですが、ハーフユニットの場合はコーキング(防水処理)をすることが多いため、 防水性はどうしてもシステムバスより劣ります。
在来工法に比べれば、たいていの場合は工事費・工期ともに負担は少なくなりますが、天井・壁の造り方によっては、却って工期・予算がかさむ場合も出てきます。


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