玄関リフォームのポイント

玄関

  •   住まいの顔である玄関は、

            住まいの印象を決める大事なポイントです。

         外観全体のイメージと統一を図りながら、

              個性を表現する玄関にしてみませんか。

■玄関ドア

玄関ドアには【片開き】・【親子】・【両扉】・【引き戸】の4タイプがあり、それぞれ、【ドア単体タイプ】、【ドアに小さな扉が付いた親子タイプ】、 【FIX窓が付いた片袖・両袖タイプ】、【2枚ドアの両開きタイプ】などがあります。材質は主に金属製と木製の2種類に分けられます。

【おすすめ】

最近では引戸タイプも洋風でモダンな商品が増え、バリアフリーの観点からも人気となっています。

【金属ドア】

耐久性・耐候性に優れた「アルミ形材」や、ビルのドアなどにも使用される堅牢な「コート鋼鈑」、腐食に強く光沢感の有無が選べる「ステンレス」などがあります。

【木製ドア】

乾燥処理と表面にウレタン塗装が施されているため耐水性・耐摩擦性に優れており、無垢材が主流となっています。

■収納

玄関ホールをすっきり演出する為に欠かせない玄関収納。最近では収納力だけでなく、インテリアとしても満足できるモダンなデザインの玄関収納もでています。
トールタイプで扉にミラーが付いたタイプは身だしなみのチェックができてとても便利です。

【おすすめ】

壁厚収納は小物が片付くのでおすすめです。スペースに余裕があれば、シューズクローゼットを造ってみてはいかがでしょうか。すっきり大容量の収納スペースが可能になります。

■内装

玄関ホールの内装では、デザインにこだわるなら鏡面タイプのフローリングや腰壁材を使用することで高級感が演出できます。
玄関の内床タイルでは、玄関の内と外で色を合わせたい場合は、同じシリーズで屋外用がノンスリップタイプで、屋内用はノンスリップ性能を落しているようなタイルがあります。
注意する点は、外床タイルほど、滑りを気にする必要は無いのですが、雨天時についた水や泥を持ち込むと滑りやすくなりますので、 お年寄りやお子さんのいる家庭では、万一に備えて足ふきマットなどを外に置くことをおすすめします。

【おすすめ】

玄関ホールの内装でおすすめしたいのは、既存の上がり框や床材の上から貼れるリフォーム内装材です。洋風、和風、階段材まで揃います。

■外装

玄関の外装の基本は床のタイル。選ぶ際には、色やデザインだけでなく、滑りにくさやお掃除のしやすさなどを考慮し、使用する場所に適した機能を持つタイルを選ぶことが大切です。

【おすすめ】

玄関ドアをリフォームするときにアクセントでドア廻りの壁にタイルを貼ると玄関のグレードが一段とアップするのでおすすめです。

【タイルサイズ】

100角、150角、200角、300角などがあります。大判になるほど価格がUPして豪華に見えますが反面、滑りやすくなる場合があるので素材選びに注意が必要です。

【タイルの色調】

すべりにくいタイルは表面が凸凹していますので、白など薄い色のタイルをお選びの場合は、汚れが目立ちやすくなります。 白いタイルでも色のついたオフホワイト系やクリームがかった色のタイルにされるとお掃除も楽になります。玄関タイルを内装より外壁の色に合わせて選ぶのもひとつの方法です。

■階段

【デザイン性を求める階段】

一方の壁だけで踏み面を支える「片持ち」の階段にすることでスッキリとしたデザインの階段にすることが可能です。吹抜け空間に面した階段には特に有効です。
その他、階段自体を軽やかに見せるために、手すりをガラスにしたり踏み板をパンチングメタルにしたりなど、さまざまなデザインバリエーションもあります。

【階段のバリアフリー化】

階段の勾配は緩やかに、段差は小さく、踏み面は広く取ります。 勾配は通常45度程度ですが25~35度とし、蹴上げ(1段の高さ)は15~18cm、踏み面(踏む部分の奥行き)は26~32cmくらいが適当です。 また、踏み面には滑り止めを貼りましょう。
直線階段は一気に転落する危険性が高いので、可能であれば、U字階段にして途中に踊り場を設けます。踊り場はひと休みできるだけでなく、踏みはずして落ちたときにも、 ストッパーの役割をします。手すりはできるだけ両側に設置し、足元に影を作らないように照明を計画します。

■廊下

廊下は、玄関からすべての部屋へのアクセスを担う空間です。したがって、それぞれの部屋との境界に生まれる段差はできるだけ無くすように心がけましょう。
また、部屋と部屋に挟まれている場合が多いため、どうしても暗い空間になってしまいがちです。特に階段付近が暗いと危険を伴いますので、 適所に照明を設けるようにしましょう。
当面は手すりが必要がないとお考えの方も、リフォームをする際には手すり用の下地を内壁に設けておくとよいでしょう。

【おすすめ】

天井裏、床下、階段下など、廊下を収納空間と捉え、徹底的に収納スペースを集中させてみましょう。
<屋根裏収納>
屋根裏は物置になっているけれど、いちいち運ぶのがめんどうくさい。 そんな時は、廊下の天井に折り畳んで収納できるスライド式のはしごを設置します。こうすれば、廊下から直接物を出し入れできるので、とても便利です。
<埋込み式収納>
壁厚を利用した埋込み式の収納を作れば、廊下の壁一面を収納スペースにすることもできます。開き戸をつけて「見せない収納」にしても良いし、本や花などを飾れる 「見せる収納」としてディスプレイを楽しんでも素敵です。

■照明

玄関の照明に求められることは、「暖かい雰囲気での出迎え」、「照明器具が瞬時に点灯すること」、 「お客さんと向かい合った時にお互いの顔がはっきりと認識できること」、 「上がり框付近の足元が明るく安全であること」などがあげられます。

【計画案】

上がり框付近の上部に白熱灯系のダウンライトを設けることで、お互いの顔をはっきりと認識することに有効となります。

上がり框付近の足元に、人感センサー付きのフットライトを設けることで、安全面や防犯面、省エネ効果などの点で利便性が高くなります。

補助的な光として、飾り棚やニッチに間接照明を用いると演出効果を高めることができます。

玄関に続く廊下の突き当たり正面に壁がある場合は、鉛直面の照度を上げると安心感の点で効果的です。人間の心理として、前方の一番奥が明るいと安心感が生まれ、 入って行きやすくなるものです。照明計画では、これを「サバンナ効果」と言います。

階段は路面の照度が明るいことは言うまでもありませんが、段差がよく見えることもポイントとなります。そのためには、適度な陰影効果があることが望ましく、 陰影が出やすい白熱灯を、方向を変えて複数設置することが適しています。

北向きや日当たりの悪い暗い玄関ホールでは、窓を工夫したり、玄関ドアは明かり取りのあるタイプを選ぶのがおすすめです。 思い切ったリフォームが可能なら吹き抜けを設けて明るい空間にしたりといったこともできます。

■その他リフォーム全般

玄関のポイントとなるのは広さと方角です。

【方角】

方角では、北向きの場合どうしても暗くなりがちです。玄関横の壁に窓を付ける、玄関ドアやインテリアドアをガラス入りのものにする、坪庭をつくりガラス張りにする、 吹き抜けを作るなどが対策とし考えられます。

【広さ】

狭い玄関で玄関ホールが思うように取れない場合、廊下幅を広げたり、ホール横の部屋を斜めに切るなどして、広がりを出すこともできます。
シューズボックスは、高さのあるタイプのものを選ぶと収納力はかなりアップする反面、圧迫感があるので、腰の高さのものも組み合わせて、カウンターの上部を装飾用に使い、 壁に窓を付けるなどして、ゆとりのスペースを作りましょう。

【おすすめ】

広さに余裕があれば、玄関収納を壁で仕切り、ウオークスルーとすることで、メインの玄関とは別に、家族専用の“ファミリー玄関”の設置もお勧めです。
モノをしまうスペースが目隠しでき、メインの玄関はいつもスッキリで急な来客にもあわてずにすみます。家族はファミリー玄関からそのまま中へ入っていけるので 動線もスムーズです。